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コミュニケーションの多い環境下で、それぞれの技術力を磨いていく

Cross talk 01

コミュニケーションの多い環境下で、それぞれの技術力を磨いていく

自動車精工の看板商品である、飼料運搬車(バルク車)。その製造を行っている桶川工場では、どのような雰囲気のなかで仕事が進められているのでしょうか。育成環境の特徴にも触れながら、特装車製造部の部品課と架装課の皆さんに話を聞きました。

氏名

H.T.

2007年 中途入社

特装車製造部 部品課の課長。飼料運搬車の各部品製作や組立を行っている。新卒入社したT.Y.さんの育成も担当。

氏名

K.I.

2008年 新卒入社

特装車製造部 架装(かそう)課の課長。飼料運搬車のタンク部分の架装(部品取り付け)を行う。中途入社したY.K.さんの育成も担っている。

氏名

T.Y.

2022年 新卒入社

特装車製造部 部品課の社員。H.T.さんに習いながら、飼料運搬車の各部品製作や組立を習得している最中。

氏名

Y.K.

2018年 中途入社

特装車製造部 架装課の社員。前職との違いに苦労しつつ、K.I.さんのサポートを得ながら飼料運搬車のタンク部分の架装(部品取り付け)を行っている。

小回りの効く規模感で、気兼ねなくコミュニケーションがとれる環境

皆さんは日頃、どのような雰囲気で働いていますか?

H.T.

会社全体として気さくに話せる雰囲気があるので、適宜コミュニケーションをとりながら働いていますね。

T.Y.

私が所属する部品課は課長のH.T.さんと2名で、同じ製造部の架装課と艤装(ぎそう)課もそれぞれ同じくらいの規模感です。それぞれが自分の仕事を黙々とこなしつつ、休憩時や工場内ですれ違った際には軽く言葉を交わすような、フランクな環境だと思います。

職場の環境面や、働きやすさの点ではいかがでしょうか。

H.T.

工場勤務というと夏は暑い印象がありますが、クーラーが完備されているので、夏でも働きやすいです。

Y.K.

特装車製造部はほとんど残業がないので、9割がた定時で帰宅できています。プライベートの付き合いを強制されることもないですね。

手順書を見つつも、何度も作業して体で覚えていく

入社後はどのように仕事を覚えていくのでしょうか。

T.Y.

私は2022年に新卒で入社し、飼料運搬車のさまざまな部品を製造する部品課に配属されました。そのときはH.T.さんが主な部品の作業手順書を用意してくれていたので、それを見たり、実際に作業手順を教えてもらったりしながら覚えていきました。

H.T.

彼は物覚えがとてもよかったので、私はあまり教えていないです(笑)。ただ、私の課に新人が入ってくるのは久々だったので、人事担当者が新人育成の勉強会を月一回開き、スムーズにOJTができるよう準備していました。怒りをコントロールするような「アンガーマネジメント」も習ったので、そのおかげで冷静に対応できている気がします。

T.Y.

少し大変だったのは、製造する部品が細かいので、1ミリでも寸法がずれると部品同士がうまくはまらなくなることです。その部品は自分で作り直すので、最初のうちは心が折れないようにがんばりました。

H.T.

作業手順書の製作には会社全体で取り組んでいるので、マニュアルを見ながら作業できる環境になりつつあります。でも最終的には自分で作業して、体で覚えていくことが大事なので、作り直しも必要な経験のひとつだと思っています。

架装課でも、同じような流れで仕事を教えていますか?

K.I.

架装課の仕事は、部品同士を組み合わせて飼料運搬車のタンク部分を完成させることです。仕事のやり方や流れを教えるような手順書はありますが、実際に現物同士を組み合わせていくので、マニュアル通りにいかないことも多いんですよね。だから、自分で考えて現物を組み立てられるように、考える力をつけることや自主性を重んじています。

同じ溶接なのに全然違う…苦労する部下と見守る上司

Y.K.さんは前職でも溶接の仕事に就いていたそうですが、仕事にはすぐに慣れたのでしょうか。

Y.K.

それが意外とスムーズにいかず、作業面や業務のスケジュール管理などで苦労しました。前職では大きな貯水タンクを作っていて、当時も今も溶接作業がメインなのは同じです。しかし溶接方法や使用する器具は違うし、求められる仕事の質も以前よりも高かったんです。

自分では「できる」と思ってやっていましたが、実際はなかなか作業の感覚がつかめなくて。実際の製品の仕上がりが荒かったり汚かったりしたときには、K.I.さんから「やり直し!」と言われることも多々ありました。

K.I.

Y.K.さんが苦戦しているのは目に見えてわかるほどでした。タンク部分は目に見えるエリアが広いので、なるべくきれいに仕上げる必要があります。作業はどうしても感覚の部分が大きいので、アプローチの仕方を変えつつ、適宜アドバイスをするようにしました。

Y.K.

そうやって1年くらいかけて慣れていき、自分で考えて作業できるようになってからは、仕事のおもしろさがわかるようになりましたね。

T.Y.さんは作業で大きな失敗をした経験はありますか?

T.Y.

不注意で、作業で使う機械を壊したことがあります。あのときだけはH.T.さんに怒られました……。

H.T.

でも怒ったあとに、自分の指導不足だったなと反省しました。それにベテランでも機械を壊すことはありますからね。

経営層や部長と会話しながら、ボトムアップで職場をよくしていきたい

さらに働きやすい職場にするために、どのように行動していきたいですか?

K.I.

元々働きやすい職場ではありましたが、以前はもっと職人気質が強かったと思います。それが最近になって、若手や一般社員からの意見を吸い上げるような変化を感じています。「皆でよくしていこうよ」という雰囲気があるので、この流れに乗り、気になった点を改善していきたいです。

H.T.

さらにコミュニケーションを図っていけたらいいなと思います。2023年からは多能工化にも力を入れているので、このまま順調に進めて、働きやすさの改善にもつなげられたらいいですね。

Y.K.

入社当時は、上司が言ったことにそのまま従うような雰囲気もあったんですが、今は上司から言われたことに対して声を上げると、その意見を採用してくれることもあります。こうした意見交換をもっとできるようになったら嬉しいです。

T.Y.

せっかくコミュニケーションがとりやすい環境なので、経営層などに現場に関する理解をさらに深めてもらえるよう、必要な意見を伝えていきたいと思っています。そしてお互いの意見や考えを汲み取りながら、よりよい職場にしていきたいです。

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